MacにOfficeをインストールしたけれど、
「使わなくなった」「別のバージョンに入れ替えたい」「動作が不安定だから一度削除したい」「ライセンス認証できない」
そんなときに必要になるのが アンインストール です。
でも、Macの場合はアプリをゴミ箱に入れるだけでは完全に削除されないことも…。
この記事では、MacからOfficeをアンインストールする正しい手順を、わかりやすく紹介します。

Officeアプリを削除する(通常のアンインストール)
まずは、Mac からOffice のアプリを削除(通常のアンインストール)する方法を紹介します。
「Finder」 から「アプリケーション」メニューを探してMicrosoft Word / Excel / PowerPoint / Outlook / OneNote など見つかって、削除します。
1.「Finder」を開きます。

2.「アプリケーション」フォルダを開き、Microsoft Word / Excel / PowerPoint / Outlook / OneNote などOffice関連アプリ選択します。
まとめて選択するには、「Command」キーを押しながらアンインストールしたいOffice アプリをクリックします。

3.左上のメニュウーから「ファイル」をクリックし、「ゴミ箱に入れる」を選択するとアンインストールできます。

以上でMacでOffice アプリをアンインストールしました。
でも、Office アプリ本体を消しても、ライセンス情報や設定ファイルが残る場合があります。
完全に削除したいときは以下のフォルダも確認してください。
Mac からOffice アプリを完全に削除(アンインストール)したい方は、以下の手順を参考してください。
Mac 用 Office を完全にアンインストールする
Mac 用 Officeアプリ本体をゴミ箱に入れても 設定ファイルやキャッシュ、ライセンス情報 が残ってしまいます。
これらを消すことで「完全削除」でき、再インストールするときにトラブルを防げます。
関連ファイルを削除する(完全削除する場合)
Finderのメニューから 「移動」→「フォルダへ移動」 を選び、以下のフォルダを順番にチェックしてみてください。

~/Library/Containers/
ここにはアプリごとの設定やキャッシュが保存されています。
com.microsoft.Word
com.microsoft.Excel
com.microsoft.Powerpoint
com.microsoft.Outlook
など、Microsoft関連のフォルダを探して削除します。

~/Library/Group Containers/
ここが一番重要です。
Officeのライセンス情報やアカウント設定が入っているため、再インストール時に影響することもあります。
特に以下のフォルダを削除してください。
UBF8T346G9.ms
UBF8T346G9.Office
UBF8T346G9.OfficeOsfWebHost

注意点
- Outlookを使っていた人は要注意!
メールデータも削除されるため、必要ならバックアップを取ってから消してください。 - 誤って他のアプリのフォルダを削除しないよう、必ず “Microsoft” や “Office” の名前を確認してから削除しましょう。
Officeのバージョンやインストール方法の違い
- Office 2024(買い切り版)や Microsoft 365 の新しいバージョン では、アプリの構成や保存場所が変わっていることがあります。
- 以前のOffice for Mac 2016 / 2019 では
Containers
にフォルダが作られていましたが、最新版では Group Containers や Application Support に統合されているケースが多いです。
DockからOfficeアプリを削除する方法
MacのDockに並んでいる Word・Excel・PowerPoint などのアイコン は、アプリ本体を削除しなくても Dock からだけ消すことができます。
手順
- Dockの中にあるOfficeアプリ(例:Word)のアイコンを探す
- アイコンを右クリック(または Controlキー+クリック)
- メニューから 「オプション」→「Dockから削除」 を選ぶ
これでDockからアイコンが消えます。
Microsoft公式のアンインストーラーを使う方法(ライセンスを削除)
Microsoftは公式の「アンインストールサポートツール」も提供しています。
手作業に不安がある場合は、こちらを使うのがおすすめです。
Mac で Office のライセンス ファイルを削除する方法
ライセンス削除ツールとは?
ライセンス削除ツールは、Office アプリを削除するツールではありません。Macに残っている 古いライセンス情報(Office 2016/2019/2021 など) を消すためのツールです。
Office アプリを削除しなくでも、Office のライセンス情報を削除でします。
ライセンス削除ツールはアプリ本体を消さない
削除後にアプリを開くと「未ライセンス状態」になっているかどうかで確認できる
もしまだ編集ができる場合 → ライセンス情報が残っている可能性あり(別アカウントでサインインしている場合も)
アンインストーラーの入手
Microsoftから提供している、Mac用に「Officeアンインストーラー」をダウンロードします。
公式サイトからライセンス削除ツールをダウンロードします。

ダウンロードしたファイルを開く
.pkg
形式のインストーラーファイルが入手できます- ダブルクリックで開き、画面の指示に従って進めます

アンインストール実行
- 「続ける」→「インストール」を選択(アンインストールなのに「インストール」と表示されます)
- 管理者パスワードを入力
- Office関連アプリ(Word / Excel / PowerPoint / Outlook / OneNote)が一括削除されます

アンインストール完了後に、ライセンス削除ツールを「コミ箱に入れる」を選択すると削除されます。
アンインストールしない場合、「残す」を選択します。

以上。Office のライセンスを削除しました。
再インストールする場合は
アンインストール後に再インストールしたい場合は、Microsoft アカウントから再インストールします。
新規購入の場合、
- 買い切り版 Office 2024
- Microsoft 365(サブスク)
からどれかを選択しましょう。
まとめ
- アプリをゴミ箱に入れるだけでは不完全
- 設定ファイルやライセンス情報も削除すると「完全アンインストール」が可能
- 不安な場合は Microsoft公式ツール を利用するのが安心
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